ドクター紹介
当院の目標は、生活を豊かにする質の高い治療です
当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。かたやま矯正歯科の院長、片山 綱です。私は、大学病院矯正科および矯正歯科専門医院での臨床を経て、矯正医療に従事してまいりました。
当院では、生活を豊かにする質の高い治療を目標に、技術と工夫を持って、また子どもでは積極的に成長を利用し、顎の骨格を改善し、できるだけ歯を抜かないで良い噛み合わせを達成する、矯正歯科治療(歯列矯正)を行っています。
矯正治療は、歯並びを整えて健康的な笑顔を作り出します。口元のコンプレックスが「大きな口を開けて笑えない」「人と会ったり話すのが億劫だ」といった気持ちの負担になっている方の場合、そんな気持ちの負担が矯正治療で解消すると心が健康になり、日々の生活をより豊かにできる可能性があるのです。
患者さんの心と体の健康のために
歯列を矯正することは、見た目を美しく整えると同時に健康な噛み合わせを実現します。良い歯並び、良い噛み合わせは、咀しゃく能力を高めます。しっかり咀しゃくすることは、食べ物を味わい、より美味しく食事をすることにつながります。また、消化・吸収を良くするので胃腸の負担が軽減します。
そういったことから、お子さんの矯正治療のあと「子どもの食が進むようになった」「美味しいと言って、何でもよく食べるようになった」という声を聞くことがあります。また大人の方からも「胃腸を悪くすることが減った」「胃の調子が良くなった」といった感想を耳にします。
また「歯がとても磨きやすくなった」という声も多く聞きます。歯並びが凸凹していると、陰になる部分に食べ物のカスなどが残りやすいのですが、歯が磨きやすくなると、虫歯や歯周病にかかりにくくなります。さらに、歯列が良くなると発音が改善する効果も期待できます。
このように矯正治療は、心と体、両方の健康増進に好影響を発揮するのです。また自分の歯で噛むと脳の血行を促します。高齢化社会の到来を考えた上でも、自分の歯をできるだけ多く残しながら治療する努力が必要だと考えています。
治療終了時の輝く笑顔が私にとっての喜び
矯正治療は、術者にとっても限りない魅力があります。ご相談時に十分な時間を取り、さまざまな治療の可能性を考えつつ患者さんと直接お話するのは、とても充実した時間です。そして診断の際には、詳細なデータを元にさまざまな方向性を考え、患者さんにご提案します。
データをできるだけ正確に読み取り、いくつもの可能性や方向性を見出すことは大変ですが、それこそが重要だと考えています。患者さんにとって最良の方向性を見出せたときは、一仕事終わった気分になるほどです。
そして、何より嬉しく、何より一番の充実感を得られるのは、治療が終了して患者さんの装置を外したときです。患者さんが満足感いっぱいの表情を見せてくださったとき、術者としての嬉しい気持ちはなかなか言葉で表現しきれません。
矯正歯科治療の特殊性-コミュニケーションの必要性
矯正歯科治療は「歯を移動して治療する」「子どもの矯正では成長発育の見通しが重要」など特殊な性質をもちます。従って、診断方法や治療技術が一般歯科と大きく異なります。もちろん、矯正歯科専門のトレーニングが必要です。
医院の設備、雰囲気にも違いがあります。矯正歯科専門医院の当院は、歯を削る音、吸い込む機械の音などがしません。そのため、かなり静かです。治療用の設備も異なります。こうした違いは、矯正歯科治療の特性を反映しているのです。
静かで落ち着いた環境の中で、患者さんご自身、あるいは保護者の方とよくお話をします。矯正治療は通院回数が多く期間が長いので、できるだけ今の治療状況や見通しをお伝えしています。雑談や世間話を交えながらコミュニケーションを深め、患者さんご自身や保護者の方のさまざまなご質問にお答えしています。
できるだけ抜かない治療を可能にするのは工夫と努力だと考えます
当院はできるだけ歯を抜かない矯正治療を目標にしていますが、抜くことが不可欠なケースも少なくありません。日本人は歯が大きく、顎の骨が小さいタイプが多いため、歯を抜かない矯正治療が困難な場合や、歯を抜いて矯正治療をした方が良いケースもあります。
大切なのは、まずは歯を抜かずに矯正できる可能性を見極め、歯を抜かずに矯正する工夫や努力を最大限まで行うことだと考えています。それはていねいな診察と診断、および効果的な治療方法と技術力で可能になるのです。
当院では、複数の検査データと個人の条件(子どもの場合は成長に関するデータなども含めて)を重視すると共に、安全が確認された従来の装置の使い方や組み合わせ方を考え、効果的に用いて治療することで多くの実績を残しています。
妥協をせず、とことんこだわる性格
当院ができるだけ歯を抜かない治療にこだわる理由は、もともと私自身が歯を削らず被せず歯を動かすことで、美しくて機能的な噛み合わせをつくる矯正治療という方法に、とても大きな魅力を感じて矯正歯科の専門医となったからです。
そして自然の歯を動かしていくのであれば失うものはない。抜かずに済めば100%じゃないか!と思ったのです。しかし、そのための診断が大変であることは事実です。たくさんの資料やデータ、模型などを使い、読み取り、いろいろなケースを考える必要があります。
できるだけ抜かない矯正は診断が難しく手間がかかります。しかし私にとっては大変な診断が「大変だけど楽しい」「やりがいがある」と感じられるのです。妥協は好まず、やれるものはやってみる性質・性格が、この仕事に向いていたのかもしれません。
個人的な趣味は、Jazz Classicを聴くことと、そのためのオーディオ装置を作ることですが、そちらも「マニアックな領域に達している」と言われることがあります(笑)。そんな私だからこそ、患者さんのためにできることがあるのなら、今後も努力を重ね、臨床では難しい症例ほど積極的でありたいと思っています。
愛着のあるこの場所で、地域密着の医療に取り組んでいます
当院のある呉服町は私の生まれ育った場所です。愛着があるこの地の皆さんが、一人でも多く歯並びや噛み合わせのお悩みから解放され、健康な心と体を手に入れていただけるよう努めていきたいと思います。
また、一般の社会人を経た経験を活かし、視野が広い歯科医師でありたいと考えています。矯正治療については、子どもでも大人でも、開始時期、費用、方法、期間など、わからないことや不安なことが多々あると思います。まずは、お気軽にご相談ください。
院長プロフィール
かたやま矯正歯科 院長 片山 綱
【略歴】
- 静岡高校卒業
- 早稲田大学卒業
- 国家公務員上級職を経て公的機関勤務
- 1986年
- 東北歯科大学入学
- 1995年
- 神奈川歯科大学大学院修了
- 矯正歯科専門医院勤務
- 1998年
- かたやま矯正歯科開業
【所属団体・資格】
- 歯学博士
- 日本矯正歯科学会認定医
- Tweed Course(Charles H. Tweed International Foundation Tucson US-AZ)
- 日本矯正歯科学会
- 東京矯正歯科学会
- 日本口蓋裂学会
副院長プロフィール
歯科大学を卒業後、歯科矯正を専門に学んでまいりました。歯科臨床という仕事は、自身のもつ技術や知識が患者さんの満足度に大きく繋がっており、個人的にとてもやりがいを感じています。
歯科矯正では日々新たな知識や技術が確立されてきており、そういった新たなものと当院の積み上げた実績・知見を合わせることで、歯列矯正専門医院ならでは治療を提供していきたいと考えています。
皆さんの悩みやご要望に真摯に応え、よりご満足いただける治療を施すべく日々臨床に専心努力いたす所存です。よろしくお願いいたします。
かたやま矯正歯科 副院長 片山 平
【経歴】
神奈川県横須賀市出身
- 2015年
- 神奈川歯科大学歯学部卒業
- 2016年
- 神奈川歯科大学附属病院臨床研修修了
- 2020年
- 神奈川歯科大学大学院口腔機能修復学講座歯科矯正学修了 博士号取得
- 医療法人社団前田矯正歯科クリニック勤務
- 2023年
- かたやま矯正歯科勤務
【所属・資格】
- 日本矯正歯科学会
- 東京矯正歯科学会
- インビザライン・ライセンスドクター
【論文・症例報告】
- Natural Product CommunicationsVolume 16, Issue 4, April 2021
Effects of Jixueteng on Experimental Periodontitis During Orthodontic Tooth Movement inRats. Taira Katayama, Takenori Sato, Nobushiro Hamada, Seiji Goda, Tetsutaro Yamaguchi,Keiichi Tsukinoki, and Keisuke Handa. - 東京矯正歯科学会雑誌 (Journal of Tokyo Orthodontic Society), Volume 30, No.2, 109-114,2020. 思春期後期開咬を伴う骨格性下顎前突治療の長期観察症例. 小田博雄, 片山平, 片山綱.
【学会発表・講演】
- 9th International Orthodontic Congress, Japan, October , 2020. Effects of Jixueteng onExperimental Periodontitis During Orthodontic Tooth Movement in Rats. Taira Katayama,Takenori Sato, Nobushiro Hamada, Seiji Goda, Tetsutaro Yamaguchi, Keiichi Tsukinoki, andKeisuke Handa.